<< タイのシャムに逢いに行く ~その2~ 年末の猫紀行 >>

タイのシャムに逢いに行く ~その1~

シャム猫の歴史は、手元の資料「世界のネコたち」によると、14世紀、アユタヤー王朝の時代にさかのぼります。
b0138848_20241938.jpg

王室や寺院で番兵として飼われていたとされ、
寺院で飼われていたことについては1300年代にまでさかのぼれる記録がたくさんあると言われているそうです。

b0138848_20245171.jpg

‘シャム王国だけに見られた’という説もあれば、別の資料「シャム猫の本」には
「この古代の貴族的な血筋は中国からきていると言う人もいる」と書かれています。

いずれにしても、
東洋原産のシャム猫は、長い間、シャム国の王室や寺院で大切にされ、門外不出とされていました。

そのシャム猫が、今日、広く知られるようになったのは

b0138848_20252034.jpg

1884年、シャムの王室からポーとミアと名づけられた仔猫が、イギリス総領事に贈られたことがきっかけです。

イギリスに渡った仔猫たちは、翌年、ロンドンで開かれたキャットショーに出陳されました。
それまで ポインテッド(顔や耳、四肢、尾が濃色)の猫など見たことのなかったヨーロッパの人々は 衝撃を受けたそうです。 以後、シャム猫はペットとして不動の地位を確立させるとともに、ポイントカラーの交配に欠かせない存在になったのです。


現在のシャム猫といえば、すらりとした体に小さな三角形の顔、それに比例して大きく見える耳が特徴的ですが、 
これは計画的な交配の結果、得られたもので、 19世紀末に初めてイギリスに渡った猫は、ずんぐりとして、頭部はもっと丸っこかったようです。
また、目は‘ヤブニラミ’で、尾はよじれていたそうです。 
(不適切な表現ですが、出典原文のままなので、ご容赦を。)

この もともとの特徴には逸話があります。
‘ヤブニラミ’の目は、王室や寺院で飼われていたとき、守っている財宝を、あまりに長い間 見つめていたからとか
b0138848_20262633.jpg

よじれた尾は、夜の間じゅう、財宝を盗賊から守るために、尾を財宝に巻きつけていたからだとか。

また、タイのプリンセスが入浴するとき、はずしたリングをなくしたり、盗まれたりしないように、シャム猫の尾に通しておいたので、シャムは尾をねじり、リングを守っていたからだとか。

シャム猫って、高貴でわがままなイメージがありますが、実は律儀な彼らの性格を現すような話で、微笑ましいです。


ちなみに、うちのまろ
b0138848_2027773.jpg
名前を呼ぶと、飛んで走ってきます。

純血ペルシャのベンは、呼んでもちっとも帰ってこないのに
b0138848_20274119.jpg
(たまにまろの後を追いかけて、帰ってくることもありますが・・・。)
まろは雑種なのに、先祖の律儀な性格をちゃんと受け継いでいるな~と ますますまろが愛おしくなるのでした。(←親バカ)


話は逸れてしまいましたが、
長い間、門外不出とされていたシャム猫をイギリス総領事に贈り、シャム猫を世界に広めるきっかけをつくったのは、ラーマ5世
b0138848_20283446.jpg

ということで、ラーマ5世にまつわる場所にも行ってきました。



参考文献
「世界のネコたち」 グロリア・スティーブンス、山崎哲著 山と渓谷社
「シャム猫の本」 エリザベス・マーティン、デビット・テイラー著 同朋舎出版
「日本と世界の猫のカタログ 2010年版」 成美堂出版




シャムの歴史にポチッとね!!  →   にほんブログ村 猫ブログ 野良猫へ
[PR]
by a-nekotabi | 2013-01-14 20:49 | タイ
<< タイのシャムに逢いに行く ~その2~ 年末の猫紀行 >>