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映画

しばらく映画館から足が遠ざかっていたが、 先週、今週とたてつづけに映画を観た。

先週は「未来の食卓」。 そしてきょうは「犬と猫と人間と」。
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「未来の食卓」は野菜ソムリエの資格を取ったからには、観ておかねば!と思って出かけた。
南フランスの小さな村が給食をすべて有機食材にしようと取り組むことで変わっていく様子を1年間に渡って追ったドキュメンタリー映画だ。
簡単に食べ物が手に入るようになった今、 それらがどこでどんな風に作られているのか、改めて考えてみる必要性や、近代化した農業の現状を伝える映画だった。
個人的には「ちょっと扇情的かな?」と思える部分もあったが、 映画を観た後には 「これからはなるべく“ちゃんとしたもの”を食べよう」と誓う私がいた。

そして、きょう観たのが「犬と猫と人間と」
「未来の食卓」は 監督自身が癌になり、食生活を改善することの重要性を訴えようと作った作品。
一方、 この映画は 動物愛護とは縁もゆかりも無かった監督が、突如あらわれた猫好きおばあちゃんに「お金は出すから、動物たちの命の大切さを伝える映画を作ってほしい」と依頼されたのがきっかけで出来上がった作品。 
こちらもドキュメンタリー映画。

映画を作るきっかけが違うからなのか、監督自身の個性なのかは分からないけど、私はコチラの映画の訴え方の方が、 フィットした。
何かを訴えようとするとき、 当事者って ともすると力が入りすぎることがある。
この映画を作る人が 動物愛護団体の人だったら、 また違う印象になっていたんだと思う。

この映画を観ると、 監督自身の心の変化がよく分かる。
初めは依頼されたから何となく踏み込んだ猫や犬たちの世界が、実はとんでもなく理不尽で、それは人間のせいで・・・ってことに気づき、涙し、それでも こんな現実を救うのも人間で、何とかならないのかと願うようになる気持ち。
これまで 私が野良猫たちの撮影をする中で感じた疑問や悲しみや怒り、そして、今も抱えている「人間と犬や猫との関係はどうあるべきなのか、何が正しくて何が正しくないのか」という葛藤がいっぱいいっぱい詰まっている。

思ったことはまだまだたくさんあるのだけれど、 きょうはとりあえず、ひとこと。
この映画を とにかくたくさんの人に、 観て欲しい。








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by a-nekotabi | 2009-11-12 00:46 | その他 | Comments(0)
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