何も知らずにアルゼンチン広場に行った私。
後で調べると、ガイドブックにはトッレ・アルジェンティーナ広場とあり、この遺跡はローマ最古の寺院跡なのだそう。 かのジュリアス・シーザーがブルータスに刺されたのは、この場所だったという。 そんな古代の聖地に、今は、野良猫たちが保護されている。 せっかくローマまで来たんだから、 ぜひ、ローマ猫たちとも仲良くしたい。 近くに行きたい!と この聖地への入り口を探したのだが・・・ 無い! どうやら、我々人間は、塀の外から眺めるしかないらしい。 でも、猫たちはというと・・・ 気が向いたら 外に出てきて、 イヤになったら、 また 中に逃げ込む。 いたって自由に暮らしているようだ。 ここの猫たちは 毛づやもよく、 健康状態も良さそう・・・。 ・・・というのも、 これも 帰国してから調べて知ったことなのだが、 この猫たちを保護しているのは トッレ・アルジェンティーナ キャット・サンクチュアリーというボランティア団体。 公式HPの他、詳しい情報が書かれたサイトがあって、それによると、 現在、約300匹の猫を保護していて、1994年の設立以来、1000匹の猫を里親に出したという、国際的にも しっかりした組織のようだ。 ただ、あくまでも、ボランティア団体で、ローマ市からの援助は一切ない。 活動資金は観光客や通行人からの寄付や募金で賄っているというから、大変だろう。 オリジナルの猫グッズなども販売してるようだけど、世界中から観光客が訪れるローマだからこそ、 なんとかやっていけるのかもしれない。 行く前に知っていたら、もっと協力できることがあったかもしれないのに・・・。 残念なことをした。 ちなみに。。。 一時、ローマ市が このサンクチュアリーを 観光客の来ない別の場所へ移転させようとしたらしい。 しかし、そんなことをしたら、活動資金が集められなくなってしまうと、反対の署名運動が起こり、 おかげで、現在も トッレ・アルジェンティーナは猫の聖域として存続しているし、 2001年、ローマ市は遺跡に住む猫たちを生物文化遺産として認めたんだそうだ。 きょうも ポチっと よろしく ☆ →
by a-nekotabi
| 2008-06-03 23:55
| ローマ
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Comments(2)
Commented
by
ina
at 2008-06-04 02:52
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なるほど、ボランティア団体が保護しているんですね。
納得しました。市とか国がしているとは思えなかったからね。 でも、ローマ市もなかなか粋な計らいを。 生物文化遺産なんて、オシャレですね。 でも、オシャレだけではなく、 トッレ・アルジェンティーナキャット・サンクチュアリー が、認められたということなんですね。 日本でも、そういうところがあるといいですよね。 どうも、日本の観光地はノラたちには厳しいきがしますね。
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こんばんは☆
良い場所ですね。まさに猫のサンクチュアリですね。 日本では住宅地の野良猫の被害が問題になっていたりもしますが、 地域猫として面倒をみて保護してくれる地域がもっと増えたら良いなと思います。 トイレを備えてあげてトイレの始末さえしてあげれば被害は減るわけですし、猫の似合う町、猫を広い心で受けとめる町にはきっと福が招かれるのではないかと僕は思います。
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