狼信仰の神社として訪れた山津見神社。
拝殿にお参りすると 天井には無数の狼の絵。 この天井絵は 明治時代に この拝殿が造られたときに奉納されたもので、 その数は200を超えるのだそう。 様々な狼が描かれていて、じっくり拝見したいと思いつつも、 見上げていると首が痛くなるので、そこそこ楽しんで拝殿を出る。 すると、拝殿の横に 「この先本殿650m」の立て札。 「やっぱり、本殿にもお参りしなきゃね~」と安易に考えた私は 躊躇無く、拝殿裏の山道に分け入った。 650mがどれくらいのものか、全然想像つかなかったし、そんな大した道のりじゃないだろ~と甘くみていたのだが だんだん、道があるんだか、無いんだかも 分からなくなってくる。 暑いし、ふだんの運動不足がたたって、すぐ息があがる。 安易に考えてたから、水も持ってきてないし・・・。 あ~、どうしよう。引き返そうか、どうしようか。 迷っていると、道のかたわらに気になる岩が・・・。 狼っぽくもあり、トトロっぽくもある。 こんな岩に勇気づけられ、もうちょっとだけ、がんばってみようと思い直す。 ・・・と、行く先に祠のようなものが! 社務所に戻り、神社のお土産に、狼をかたどったお守りを購入。 「本殿まで行ってきました~♪」と意気揚々と言う私に「え~!随分早かったですね。」と驚く神職。 私って、意外と健脚?と思ったのだが・・・。 帰ってきて、神社でもらったパンフレットを見て愕然。 本殿は山の頂上にあり、歩いて30分くらいかかる道のり。 (しかも、かなり険しい岩場を登らなきゃならないらしい。) 私が歩いたのは、せいぜい10分程度。 私が本殿だと思って拝んだのは、ただの手水舎だったのである。 あくまでも ツメが甘い私。 まぁまぁ、「福島の犬に逢いに行く」とは題してみたものの、 今回は、犬のご先祖、狼に逢いに行ったということで、どのみち本物の狼に逢えるわけでもなく、 煙に巻いたような話になってしまい、すみません。 それはそうと、 飯舘村には この山津見神社と綿津見神社という、2つの神社があり、 いずれも原発事故後も変わらず 拝殿を開け、住民の心のよりどころとなっているそうです。 (居住制限がされていますので、もちろん、神職も通いで、ということですが) こんな事態の中、神社が無人になっても 誰も責めはしないと思うけれど、 たまに帰ってくる住民のため、毎日きちんと拝殿を開け、村の平穏を願う その姿に神社仏閣の、あるべき姿を想うのです。 ありがたきかな。ポチッとね!! →
by a-nekotabi
| 2012-08-24 23:10
| 福島県
|
Comments(0)
|
カテゴリ
全体 愛知県 岐阜県 三重県 北海道 宮城県 福島県 東京都 神奈川県 長野県 石川県 福井県 滋賀県 京都府 広島県 山口県 沖縄県 マルタ共和国 ローマ バリ 台湾 チュニジア タイ ニューヨーク マレーシア ポルトガル 家猫 その他 写真展 以前の記事
タグ
記事ランキング
---------------------
サイト内の写真の 無断転載、無断使用は ご遠慮ください。 --------------------- ブログランキングに 参加しています。 バナーをクリックすると、 順位が確認できます。 ↓↓ ---------------------- <リンク> 猫ろじっく またタビ日記 のらねこ。 猫写~瀬戸内の猫たち~ 東京 猫語り WANGAN NEKO 路上のルール 世界はニャーでできている ネコは猫でも Photolog of NEKO-PHOTO 瀬戸の島じま 島の猫blog 愛しいきもち 猫燦々 ゆるい島 大阪 Cat Story アニマルコミュニケーション セカンドヴォイス 最新のコメント
ファン
ブログジャンル
最新のトラックバック
|
ファン申請 |
||