<< 被災地のみなさまへ 東北地震 >>

猫涅槃図

東北地方でたくさんのみなさんが大変な状況にある中、普通に暮らしていることさえ、申し訳なく感じる毎日。
かといって、幸運にも普通に暮らせているのに、暗澹たる気持ちで家にこもっているのも、申し訳なく思えてきて、
きのう14日は 以前から行こうと思っていた場所に行ってきました。

b0138848_048758.jpg
三重県鈴鹿市にある龍光寺。
毎年3月の第2土曜日から3日間にわたって行われる「かんべの寝釈迦まつり」。
伊勢路に春を呼ぶ祭りとして、江戸時代から親しまれているお祭り、いわゆる‘涅槃会’です。
釈迦入滅の様子を描いた大涅槃図のご開帳が、年に一度だけ、この期間に行われます。
b0138848_0534693.jpg

お釈迦様とか、涅槃図とか、はっきり言って 全然興味のなかった私ですが、わざわざ出かけていった理由・・・
ここの涅槃図には猫が描かれているのです。
b0138848_0555944.jpg
涅槃図には 本来 猫は描かれなかったそうで(理由は諸説ありますが、長くなるので省きます)、 猫が描かれている涅槃図は珍しいそうです。

この猫
b0138848_0572484.jpg
失礼ながら、あまりかわいくないです。

この猫を描いたのは お寺の方によると
b0138848_0582278.jpg
京都・東福寺の吉山明兆(きつさんみんちょう)という、室町時代の画僧。
同じく明兆が描いた東福寺の涅槃図にも やはり、猫が描かれているそうで、その涅槃図も いつか見てみたいと思っています。
東福寺は龍光寺の大本山でもあり、その縁で三重県の龍光寺の涅槃図にも猫が描かれたのかもしれませんね。

さらに、三重県には もうひとつ、猫のいる涅槃図があります。
b0138848_164573.jpg
津市榊原温泉にある林性寺の涅槃図。
b0138848_181540.jpg
説明書にも 猫が描かれていることが しっかりアピールされています。
b0138848_19658.jpg
本堂の片隅には さりげなく 手づくり感いっぱいの招き猫も販売されていました。

描かれた猫はというと、
b0138848_1102222.jpg
白地に青いブチ模様。 こんな色の猫、いるか?と思ったけど、もともとは黒い顔料だったのが、時代を経て青っぽくなっちゃったのかな~?とも思います。
残念ながら 顔の部分はこすれてしまっていて、その表情はわかりません。(昔は折りたたんで しまっていたみたいで、ちょうど折り目になってたようです。)

この涅槃図も お寺の方によると 明兆の手によるもの。
・・・が、随分タッチが違うような?
このお寺は 明兆がいた東福寺とは何の関係もないようで、 なぜここに明兆作の涅槃図があるのか?檀家さんたちも「なんでだろうね~」と首をひねっていました。

林性寺の涅槃図も 公開されるのは 年に1回、3月14日~16日の期間だけ。
ですが、その他の日は 本堂にレプリカが掛けられていて、一応 猫のいる涅槃図は見られるそうです。





きょうもポチッとお願いします!!  →   にほんブログ村 猫ブログ 野良猫へ
[PR]
by a-nekotabi | 2011-03-16 01:29 | 三重県
<< 被災地のみなさまへ 東北地震 >>